こんにちは、小さな菜園ブロガーのRio(@Rio_reach)です。
Rioのお仕事は、農園で起こることについて、色々と相談を受けること。
今回は、こんな質問を受けました。
体験農園や市民農園をやっていると、隣の区画の人と比べてしまいがちですよね。
天候環境は同じはずなのに…いったいなぜなのでしょうか ?
今日はこの疑問に答えてみようと思います。
なお、サトイモの成長のピークは夏。
ですので、残念ながら、9月以降の気温が低くなっていく中では、今後対応をしても、これ以上の成長は見込めないでしょう。
今年の夏の暑さは、サトイモにかなりの深刻なダメージを与えましたね…
サトイモが大きくならない理由
ズバリ、サトイモが大きくならない理由は以下の通り。
- 水分不足
- 肥料が足りない
- 種イモが小さい
特に、水分不足は大きな要因です!
今年は特に、災害とも言われた夏の暑さで地面が乾燥していたため、サトイモがへなへなになっていました。
ですので、今年のサトイモが大きくならない主な理由は水分不足と言っていいでしょう。
各項目について、もう少し詳しく見ていきます。
原因1:水分不足
サトイモの原産は東南アジアのマレー半島。
たくさん雨が降り、かつ、赤道に近いので気温も高い地域です。
そんな高温多湿な地域を原産地とするサトイモは、乾燥が大敵です。
里芋は高温多湿を好み、乾燥に弱く、水が不足すると葉がしおれてしまい、灌水しても戻ることはありません。
すると、葉が傷み、芋の肥大に大きく影響します。
また、芋を肥大させるために夏には葉を大きく広げるので、たくさんの水を必要とします。
梅雨が明けて乾燥が進む頃から、株元に敷き藁などをして極度の乾燥を防ぎ、晴天が続いたら一週間に一度の間隔でたっぷり水やりをします。
水やりは、土の表面が濡れる程度の量ではなく、畝の中までしっかり濡れるようにたっぷりやりましょう。
水やりの量の目安は、1株当たり20リットルとして、畝間にたっぷりやります。
引用:イチからわかる 野菜の育て方
ワラも結構高いので、ワラの代わりに干してカラカラに乾いた、枯れ草で代用するのも良いと思います。
ただし、なるべく雑草の種が入らないように、花の部分は取りのそきましょう。
そうしないと、枯れ草から更に雑草が生えてしまいます。
また、水はできれば午前中か夕方に与えましょう。
また、そのまま地表から水分が蒸発し、蒸してしまいます。
原因2:肥料が足りない
サトイモは肥料食いと言われているほど、肥料が大好きです。
とはいえ、肥料を与えすぎると、茎葉ばかりが育ってしまう、いわゆる”つるぼけ”の状態になってしまいます。
サトイモへの肥料のあげ方
基本的に元肥として、サトイモ植え付け時に、
種イモと種イモの間に、鶏ふん2握り、油粕2握り置きます。
植え付け1ヶ月後くらいに、1回目の土寄せを行います。10cmくらい、サトイモに土を寄せましょう。
その時、同時に、1m²あたり、鶏ふん1握り(30g)、油粕1握り(30g)を株間にすき込んであげましょう。
さらに1ヶ月後にも2回目の土寄せと追肥を行います。
8月がサトイモの成長のピークとなるので、7月中旬前に2回の追肥を終えておきたいところです。
原因3:種イモが小さい
サトイモを大きくするには、最初の種イモ選びが肝心です。
大きい種イモを植えると、大きく育ちます。
種イモは、大きくてふっくら、傷のないものを選びましょう。
まとめ
サトイモが大きくならない理由を述べていきました。
今一度、振り返ってみます。
- 水分不足
- 肥料が足りない
- 種イモが小さい
特に、大きな要因は「水分不足」です。
なお、サトイモの成長のピークは夏。
ですので、残念ながら、9月以降の気温が低くなっていく中では、今後対応をしても、これ以上の成長は見込めないでしょう。
今年の夏の暑さは、サトイモにかなりの深刻なダメージを与えましたね…
うまくいくこと、いかないこと。
自然は私たちにダイレクトに教えてくれますね。
失敗も含めて、楽しむ。
そんな菜園ユーザーが増えてくれると嬉しいです。
来年は、水をたっぷりあげて、大きなサトイモを育てましょう!!
失敗を乗り越えれば、嬉しさは倍増です!!
では、楽しい菜園ライフを!!