こんにちは、菜園ブロガーのRio(@Rio_reach)です。
失敗した原因は何かというと、今のところ「土」が原因だと考えています。
本記事では、育苗は土によって結構左右されるという失敗談を書いていきたいと思います。
また、記事の後半では育苗を失敗したくない方向けに、おすすめの育苗用の土の紹介もさせていただいています。
育苗に失敗した原因
冒頭にも書きましたが、私が育苗に失敗した原因は、90%くらいの確率で「土」です。
以下、私の体験談です。
環境は良いはずなのに大きくならない
2/25に種まきをし、順調に発芽。
しかし、本葉2枚からは成長スピードが急激にダウンしました。
例年だったら成長にブーストがかかるであろう4月後半も全然伸びません。
どうしてなんだ〜!!
一方、時期違いにまいた苗は順調に育っていた
一方、農家さんに土をいただいて3月初旬にまいたピーマンの苗は順調に育っていました。
同じ環境に置いているにも関わらず、あきらかに苗の成長に差が出ています。
4/30現在の苗の様子はこちらです。
そんな時、別の菜園アドバイザーから、
ウリ科やナス科といった野菜の科によっても、ウリ科が好む土とナス科が好む土があるし、成長スピードは違いますよ。
という話を聞きました。
安い土は再生土が多く使われている可能性がある
他のベテランアドバイザーに聞いてみたところ、
とのこと。
安い土だと再生土が使われていることもあるそうです。
今回私が購入したのは20リットルくらいで、1袋400円くらいのかなり安い土でした。
再生土とは
再生土とは、建設汚泥などの産業廃棄物にセメントや生石灰といった固化材を混入して環境基準などをクリアし、土砂状の建設資材として再生したもの。一般には改良土と呼ばれるが、千葉県は再生土と表記している。
引用:日本経済新聞 「再生土」の締め出し加速、住民トラブル増加で
育苗した苗が大きくならない場合はどうする?
運悪く大きく育てることができなかった苗。この時にどうするかというと、
- 苗を購入する
- 畑に植えてみる
のどちらかです。
秋冬野菜の場合は、気温が低下する前に育てきらなくては収穫できないのに対し、夏野菜の場合は、気温に猶予があるため、畑に植えてみるのはアリです。
苗づくりを失敗しないためのおすすめ育苗用培土
ここからは、周囲のベテラン園芸家に聞いたり、私の苗づくりの経験から、自信を持っておすすめできる育苗用の土をご紹介していきたいと思います。
迷ったらこれ!「タキイ たねまき培土」
万人におすすめできるのは、やはりタキイの種まき培土です。
タキイ種苗は1835年創業の老舗の種苗会社でして、日本の野菜づくりを長年にわたり支えてきました。
野菜に詳しくない方でも、「桃太郎トマト」という名前のトマトを聞いたことがあると思いますが、その桃太郎を生み出したのがタキイ種苗です。
知り合いの農園アドバイザーや農業学校の先生もタキイの種まき培土はおすすめしています。
私も一昨年はタキイの種まき培土で育苗して、きっちり育苗を成功させています。
20リットルで、一般的な9cm育苗用ポットが40ポットくらい作れます。
ホット上げをするなら「タキイ 育苗培土」
そんな老舗のタキイ種苗から、さらに育苗培土も出ていることをご存知ですか?
最近の農家さんは、育苗する場合、セル型のパネルにタネをまくことが多く、その後、良い苗を選んでポットあげをしていくのですが、その時に使うのが育苗培土です。
セル型苗や容器で発芽させた苗を育苗ポットに移植することをポット上げと呼びます。
苗が成長して手狭になった頃、より良い苗を選別しながらポット上げをしていきます。
花ではありますが、ポット上げの様子はこちらのブログが参考になります。
参考:CO-DE GREEN 家庭でもできる早春の種まき~ポット上げをしましょう~
プロトリーフ「挿し芽・種まきの土」
プロトリーフは園芸用の用土を開発している会社です。2000年創業と歴史は短いものの、その土の高い品質は多くの園芸家に認められています。
販売している土の量も5リットルからと少なめですが、家庭菜園であればそれくらいで十分です。品質が良い分プロトリーフの土は少し値段は高めですが、口コミが口コミを呼び、売れ続けているようです。
プロトリーフ「挿し芽・種まきの土」は、今回はポット上げに使用したのですが、軽くて粒子も均一。水なじみも良いのでおすすめです。
まとめ
たかが育苗用培土。されど育苗用培土。
質もピンキリ。
さらに言うと育てる植物との相性もあるし、実際に育ててみないとわからないこともあります。
でも、だからこそ園芸は、研究しがいがあって、面白いんだろうなと思います。
育苗失敗にめげずに、研究を続けていれば、新しい発見が出てきて、もっと言うとより良い苗を育てることができるようになります。
失敗した分だけ、原因を考えるし、成長することができます。
ここまで差が出るなら、土ごとに生育差を見ていきたいですね。
また育苗シーズンにチャレンジしていきたいと思います。