こんにちは、小さな菜園ブロガーのRio(@Rio_reach)です。
野菜づくりで難しいなと思うのは「追肥」です。
ポイントは…花を見ることです!!
ちなみに、この方法はナスやピーマンの他、シシトウやトウガラシ、パプリカにも使えます。
本記事では、ナスやピーマンの肥料が足りているかどうか判別する方法をご紹介いたします。
ナスやピーマンを育てている方の参考になると思いますので、ぜひこのまま記事を読み進めてみて下さいね!
花を見れば肥料不足か判断できる
ナスやピーマンの肥料が足りているかどうかは、花を見れば簡単に判断できます。
具体的には花の雌しべ(柱頭)が雄しべよりも高い場合は肥料は十分足りています。
この花の状態を長花柱花と呼んでいます。
それに対し、肥料が足りなくなると、花の雌しべが雄しべよりも短くなります。
この花の状態を短花柱花と呼んでいます。
短花柱花になってしまうと、受粉することができずに実がつかなくなってしまいます。
画像引用:JA倉敷かさや
ナス・ピーマンが肥料不足になった時の対処法【通常栽培の場合】
短花柱花を見つけたら、追肥をして栄養を補います。
すでに肥料が切れているサインが出てしまっているため、なるべく早く効果が出る肥料を使いましょう。
即効性の高い肥料が液肥です。
水に溶けた状態ですので、すぐに植物に吸収させることができます。
ナスやピーマンのように、実をつける野菜は実を肥やすリン酸分が多いハイポネックスが良いと思います。
ハイポネックスを希釈してジョウロで与えるだけですので、固形肥料よりも手軽に与えることができるのも魅力です。
液肥を与えると、2日くらいで効果が現れるはずです。
その分、肥料効果は1週間くらいしか持ちません。
そのため、合わせて、遅効性である有機肥料の鶏ふんも追肥で与えておくと良いと思います。
鶏糞は土の中の微生物により分解されて、1週間後〜2週間後からじわじわと長く肥料成分を植物に供給します。
ナス・ピーマンが肥料不足になった時の対処法【有機栽培の場合】
肥料が切れてしまったとはいえ、有機無農薬栽培をしている場合は液肥を使いたくない!ということもあるでしょう。
そんな時に使いたいのが、「ぼかし肥」です。
油かすや米ぬかといった有機肥料をあらかじめ微生物により発酵させて、植物が吸収できる形まで分解させた肥料のこと。
分解が進んでいるので、有機肥料なのにすぐに植物に吸収させることができます。
大規模農家さんでは自作する方もいらっしゃいます。
参考:カンタン有機肥料、ボカシ肥料の作り方 | 味の農園
ただし、家庭菜園レベルではぼかし肥を作るのは難しいと思いますので、素直に購入しましょう。
花に影響が出る前に追肥しよう【中花柱花で追肥】
これまでの内容では、短花柱花になってしまった、つまり、すでに肥料が切れてしまった対処方法を書いていきました。
しかし、本来は肥料が切れてしまう前に、肥料を補う方が良いですよね?
つまり、ナスやピーマンの花を見て、中花柱花、つまり、雄しべと雌しべの長さが同じくらいの時に追肥するのがベストです。
先に紹介した、リン酸成分が多く含まれる鶏ふんを与えましょう。
すると、じわりじわりと肥料成分が効いてくるはずです。
まとめ
- ナスやピーマンの肥料が足りているかどうかは、花を見れば簡単に判断できます。
- 雌しべが雄しべよりも短い短花柱花になったら、肥料が足りないサイン。液肥やぼかし肥など即効性の肥料をあげましょう。
- 中花柱花の時点で追肥しましょう。(2週間に1度、様子を見ながら追肥する)
肥料で花の形が変わるなんて、生物はとっても面白いなぁと思います。
このような小さい知識と、観察がより家庭菜園を楽しくさせてくれます。
あなたが育てているナスやピーマンもぜひ、花を観察してみて下さいね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。